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東京大学教養学部 馬路ゼミ:全学自由研究ゼミナール「地球社会におけるリアリズムの探求」

馬路ゼミに関する情報について、こちらのページでお伝えします。

授業の目標、概要

この授業では、グローバル化した地球社会における今日的問題を論じた英文記事を分析し、議論を重ねることで、どのような分野に進もうともその基礎的体力となる、知識と情報分析能力、そして「自立した思考」の獲得を目指します。誰かの受け売りではなく、自分の目で見て、自分の頭で考え、自分の言葉で表現する能力(仮に「思考のリアリズム」と呼びます)を培うことが、本授業の最大の目的です。同時にこの授業では、
● 現代的課題をめぐる英文記事の分析を通じて、この世界で何が起こっているか、この世界はどのような方向に向かおうとしているかを知り、日本の位置を相対的に捉える視点を獲得すること、
● 思考のリアリズムを培い、独立した個、そしてその表裏として、他者を正面から理解し協働する能力を養うこと、
● 今後それぞれの進路においてリーダーシップを発揮する人材となるための知的体力を身に着けること、

を目標とします。


なお本ゼミは、履修人数を18名に制限します。そのため選考を行いますので、シラバス「履修上の注意」を読んでください。


授業キーワード

思考のリアリズム、リーダーシップ、地球社会の情勢、複数性・多様性・異質性、価値転換、英文記事


授業計画
受講者をガヴァナンス(統治・政策)、メディア・コミュニケーション(媒体・情報)、エシックス(規範・倫理)*の三つのグループに分ける。受講者は、その担当する分野に関する重要な記事(日本語以外の雑誌・新聞からのもの)の報告と分析を行う。また、それとは別に、毎週、欧米の雑誌・新聞記事を課題として与え、その分析も行うこととする。
三つのグループは、大まかに傾向を整理するためのカテゴリーに過ぎず、グループ内での作業は意図していない(活動はゼミ全体で行う)。また、本ゼミは文系の学生のみを念頭に置いたものではなく、むしろ理系学生の積極的な履修を歓迎する。

*エシックスには、哲学や法規範なども含まれる。


授業の方法
毎週、①欧米の雑誌・新聞記事を課題として与えるので、その分析と議論を行う。また、②毎週1人ないし2人ずつ、担当する分野に関する記事(日本語以外の雑誌・新聞からのもの)に基づく報告を行う。報告の後、その記事と報告内容の分析へと展開する。


論考集アブストラクト

以下の年度をクリックすると、それぞれの年度で執筆された論考の概要を見ることができます。


2022 2023


推薦図書

  1. ウルリッヒ・ブラント/マークス・ヴィッセン『地球を壊す暮らし方』(岩波書店、2021年)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b583365.html
  2. 小川公代『ケアする惑星』(講談社、2023年)
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000370386
  3. 筒井清輝『人権と国家』(岩波書店、2022年)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b599120.html
  4. 鈴木健『なめらかな社会とその敵(増補版)』(筑摩書房、2022年
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480511201/
  5. ジェレド・ダイアモンド(倉骨彰訳)『銃・病原菌・鉄』(上)・(下)(草思社、2000年)
    https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_1005.html
  6. E.H.カー(近藤和彦訳)『歴史とは何か 新版』(岩波書店、2022年
    https://www.iwanami.co.jp/book/b605144.html


選考について

「(新入生向け)説明会・選考情報」のページ上では、選考に関する情報をお伝えしています。


2023年度Sセメスター選考(以下はシラバスに記載されている情報です。諸事情により変更される可能性もあります。詳しくは公式Twitterを定期的にご確認ください。)

選考:4月7日(金)の初回授業日(2限)に、教室(駒場1号館 104教室)において面接選考を実施します。受講希望者は、氏名、学生証番号、学年、科類、連絡先(メールアドレス)とともに、以下のトピックに関する考えをA4サイズの紙一枚(長いものでなく、表面のみで良い)にまとめ、印刷の上面接に持参してください。

トピック:関心のある現代的課題を一つ取り上げ、なぜそれに関心を持つようになったか、その課題の原因はどこにあると考えるか、について書いてください。


*駒場1号館は、正門に入ってすぐ目の前にある時計台です。104教室は、玄関入って廊下を右に進んだところに(1階)あります。

(出典:教養学部教室配置図)

*面接選考への参加は、選考前の時点で、初年次ゼミを含めて金2に他の授業が入らないだろうと見込まれる学生のみ認めます。その見込みの程度の判断は、学生個々に委ねます。